2014/03/01(土) 第9回 大田非電脳系ゲーム倶楽部 レポ

• 名称：第10回 大田非電脳系ゲーム倶楽部
• 日時：2014年3月1日(土)10:00～21:00
• 場所：Luz大森
• 人数：30人くらい
• URL：http://twipla.jp/events/72612

１．暗黒の金曜日

時間：3人で100分くらい
要素：株・運・戦略

暗黒の金曜日

株価ボード

株トークンと銀塊

ちょい重ですがよく出来た株ゲーです。
株投資で設けたお金で、金や銀を買ってその量を競います。

各色の株価の変動は、株価ボード上のコマが移動することで表されます。変動のルールは大雑把に言うとこんな感じで、実際の市場の動きをよく表しています。

・みんなが買った株は上がる
・売った株は下がる
・市場に出回っていない株は上がりやすい
　（高騰する株の決定は、市場にない株を袋に入れてランダムで決定するので。）

このゲームはお金を儲けるだけでは勝てず、そのお金を銀（や金）に変換しなければならないところがミソで、銀の値段もどんどん上がっていきます。※1金＝5銀

最初は20ドルで買えた銀も最終的には100ドルになりますので銀を買い始めるタイミングはかなり重要です。

また、このゲームは借金のペナルティはほぼないので振り返ると、常にMAXまで借りていても良かったかなと思います。（なんと借金を返す必要がありません！）

結果は序盤で銀をガツガツ買って中盤までおそらくトップだったのですが、株価の高騰と資金切れによって終盤に株式投資ができなくなり、最後は1銀差で負けてしまいました。

『資金繰りが悪化する』・『お金が回らない』といった状況はこういうことを言うのでしょうか。
ちょっと勉強になりました。

２．パックス

時間：4人で30分くらい
要素：戦略

PAX

市場

最終陣営

ローマに反抗する勢力となって戦いを挑むカードゲームです。
カードの獲得や市場からの購入を行い自陣営を強化していきますが、ラウンド終了タイミングに市場にある一番高価なカードがローマ軍に流れていきますので、流れていくカードに注意しないとローマはどんどん強化されていきます。

カードは7つの種類があり、プレイヤ側は4勝すればローマに勝利できます。逆に言えば負けてもOKな分野が3つあるのでうまく協力すればローマに勝つことはそれほど難しくありません。

ただし、ローマは側の勝利の場合は裏切り者カードを最も出していたプレイヤの勝利となるので実は反抗勢力も一枚岩ではない可能性があります。

また協力とはいえ最終的には順位が決まりますので、どこかで他プレイヤを出し抜かなければなりません。

今回は最後の手番の1点ロスのプレイミスが響いて2位で惜敗という悔しすぎる結果となりました。

ちなみに『Pax Romana』は『ローマの支配による平和; 強国による押しつけの平和.』という意味があるそうです。

３．クウィックス

時間：6人で20分くらい
要素：運・確率計算・ダイス

クウィックス

ダイスと得点シート

実質ダイスとペンを用意すれば遊べるお手軽ダイスゲーです。
なぜなら得点シートがネット公開されているので。（太っ腹です。）

ルールも超単純で、親プレイヤが全ダイスを振る→他プレイヤは白ダイスの合計のマスを消せて、
親プレイヤは、それに加えて任意の色ダイスと白ダイスの合計のマスも消せます。
（※消せない・消したくない場合はマイナス5点のペナルティです。）

色ごとに消したマスの数が多いほど高得点になりますが、左から順にしか消せないのであまり序盤から消しすぎても、後半に消すマスがなくてペナルティを受けやすくなるので注意が必要です。

ポイントとしては他プレイヤと付かず離れずのペースで消していくことと、ダイスが偏った時にバラけていたほうが対応しやすいので4色を消していくペースは少しバラけさせた方が良い気がします。

４．クルード

時間：4で90分くらい
要素：運・拡大再生産

クルード

真ん中の採掘場から石油がでました。
（赤いマークが磁石でくっついてます。）

後半はガソリン価格が高騰してインフレします。

こちらはかなり古いゲームのリメイクらしいですが、持ち主の方がさらにリメイクしてすべての建物にペイントを施した結果見た目はほぼ別のゲームになっています。

石油を掘り当て、原油をガソリンに精製して売りさばいてさらに建物を建ててサイクルを回す、一種の拡大再生産・・・というには運要素が強すぎかも。

赤黒のダイスを2つ振ってその目の行と列の建物が働く仕組みになっており、兎にも角にもダイスがちゃんと仕事してくれないと何もできません。

うーん途中まではいい仕事してくれたんだけど、失速してしまった。もっと建物に投資すべきだったかも。

ちなみに石油が湧き出ると、赤いトークンが磁石でくっつくギミックは持ち主の方のオリジナルでギャラリーの方も大絶賛でした。

★総括

今日は珍しく重めのゲームをメインにプレイしたのでゲーム数は少ないです。（午後から参加というのもありますが。）

長いゲームは序盤でドベになると（大逆転の目がない限り）それ以降の消化試合が苦痛なのであんまりプレイしないのですが、今回は中盤まではそこそこのプレイが出来たので、意外に楽しめました。

終了後は人数も多かったので、飲み組と食事組に別れて2次会でした。
私はとにかくお腹が空いていたので食事組です。でも結局飲んでしまった！