2017年4月20日木曜日

グレート・ウェスタン・トレイル戦略まとめ

今回はわたしが久々にドハマリしたグレートウエスタントレイルについて、いつもの記事とは趣向を変えて攻略法的な自分なりの考えをまとめてみました。
とにかく面白いのでホント早く流通乗ってほしい。

大仰に攻略法だの戦略だのと書いてありますが、あくまで個人の考えなので勘違いや間違いもあると思いますのでその点はあしからず。また以下記事は言い切り調で書きますが内容の正確性を保証するわけではないです。

グレート・ウェスタン・トレイル

時間:3人で150分くらい
要素:神ゲー
目次
  • 戦略の種類
    • 一覧
    • パターン1(牛+鉄道)
    • パターン2(建物+鉄道)
  • その他Tips
    • 序盤・中盤・終盤の立ち回り
    • 牛購入についての考察
    • ポイントとなる建物


●戦略の種類

下記表のメイン・サブの戦略を組み合わせて考える。

◆一覧
戦略名内容メリットデメリット所感
メイン
牛(カウボーイ)牛カードを大量に買う得点上限が大きく40〜50点以上が見込める単純で効率が良いので他プレイヤと競合する可能性が高い非常に強力で主力の戦略になりうる
建物(大工)建物を大量に建てる自分だけがアクションできる建物は他プレイヤにとっては障害物建物の得点は20点台後半で頭打ちゲーム展開に合わせて効果的な建物を建てられればかなり有利
鉄道(エンジニア)鉄道を進めて駅舎にチップを置くコースの途中で黒チップを外して能力強化できる

エンジニアタイル獲得時のボーナスが有効
鉄道の得点は20点台後半で頭打ち鉄道だけで勝利はむずかしい
サブ
目標目標カードによる得点すでに達成しているカードが取れればリスク・コスト無しで得点できる達成失敗すれば失点のリスク
障害物障害物タイルによる得点なし(他戦略との組み合わせ次第)1つあたり2〜4と得点が低い
サンフランシスコサンフランシスコへの牛出荷の得点なし(他戦略との組み合わせ次第)18金の出荷は難易度が高い
駅長駅長タイルによる得点人物タイルが1つ1点になるタイルは効率がよい(10数点が見込める)
出荷点を底上げする証明書が強力
人物タイルを捨てるコストが大きい



◆パターン1
メイン:牛+鉄道
サブ:目標・サンフランシスコ

・メインは牛の得点
・鉄道を進めることで牛出荷時の鉄道ペナルティを軽減する
・サンフランシスコは難易度が高いので無理そうならこだわらない(サクラメントで十分)
・サンフランシスコに行けそうなら5点のサンフランシスコ目標カードを拾う(たいてい余っている)
・4bの建物(カウボーイの数だけドローして同枚数捨てて、その後3歩まで移動してアクション)があれば3歩でカンザスシティまでゴールできる箇所に建てる。手札入れ替えてそのままゴールするアクションは非常に強力。牛戦略するならマスト

◆パターン2
メイン:建物+鉄道
サブ:目標・障害物・駅長

・序盤は移動効果の付いた建物(※)で1手で複数アクションを実行する(他プレイヤにとっては歩数損になるのでそのアドバンテージを稼ぐ)
※3a,4a,10a,3b,4b,10bがあるが、10の建物は序盤に建てられないので無視。牛戦略なしなら4bも無視。4aの効果も序盤には不要だが、通行料があるのでその点だけ考慮。

・通行料建物の建築場所
迂回しにくい箇所に重要な共通建物(※)がある場合は、その前に通行料を取る建物を建てることで他プレイヤに嫌がらせをする。
※人物を無視した戦略は成立しないので"人物購入建物"の前が特に有効。牛購入建物も重要だが2a建物が上位互換になっている(しかもレベル1)

逆に人物/牛購入建物の後ろに建ててもゼロ金近くまで所持金を減らされると、通行料を踏み倒されるのでムダが大きい

同様の理由で所持金が多いスタート地点近くも効率的

・駅長タイル獲得する際にコストとして支払う人物タイルは4人目の大工またはエンジニアが望ましい。4人目の大工のボーナス(コスト半分で建築)と4人目のエンジニアのボーナス(1金安く人物購入)が非常に強力なので、コストとして支払うことで繰り返しボーナスを得る。


●その他tips


◆序盤・中盤・終盤の立ち回り
・ゲーム中2回ある牛の補充タイミングで序盤、中盤、終盤と区切る。
・カンザスシティへのゲーム中ゴールは6〜7回程度であることを念頭にゲーム全体のプレイの計画を立てる。

序盤の立ち回り
手札上限を5枚にすることを目標に、10金でカンザスシティにゴールする。
黒チップを置ける駅まで鉄道を伸ばす手もあるが時間が掛かる。(4人戦で他プレイヤの列車をうまく踏めれば間に合う?要検討)
10金は3牛と5牛を1枚ずつ購入して、ダメ押しで証明書を使えば安全確実。

中盤の立ち回り
次の黒チップ開放は、盤面に他プレイヤの建物が増えてきて移動歩数に不足を感じたら移動歩数アップを検討する。(特に3人戦の場合、初期歩数が3歩なので移動力が重要)余裕がありそうなら手札アップ。

他プレイヤの建物や障害物に止まって、1歯車アクションで手番を消費するのはかなり痛い。逆にスタート地点から1手で移動可能な範囲に移動系の建物を建てて、一気にコース中盤まで進むムーブが強い。

建物戦略ならこれを意識して、他プレイヤの足止めとなるように建物を配置する。
牛戦略ならとにかく牛を買う。(まずは種類をバラけさせるように購入、その後高得点牛を購入。)

終盤の立ち回り
意外に早く終了フラグが切られるので、「あと何回ゴールできそうか」「フラグを切れるプレイヤの把握と自分の位置」を意識する。(移動可能歩数と移動系建物に注意。1回のゴールで2つの人タイルが出る前提で計算。)

この段階になったら、直接的な得点行動(目標カード・障害物タイル・5,6人目の人タイル)を重視する。特に得点行動がないならさっさと進んで終了フラグを切るように動く。


◆牛購入についての考察

最大点数・カード効率・手札効率を次のように定義する。

  1. 最大点数:手札の理論最大値
  2. カード効率:追加したカードが最大点数にどの程度効率的に反映されるかの指標
    (牛追加後の最大点数 - 初期最大点数)/追加牛点数
    ※例:手札4枚のときに3点牛を追加しても最大点数は7→9の2点しか増えない。3点を追加して2点しか増えないので、2/3=66.7%となる。
  3. 手札効率:手札を増やした場合に最大点数がどの程度増加するかの指標
以上をまとめると下記表のようになる。


購入牛カード
追加
牛点数
◆最大点数◆カード効率◆手札効率
手札手札
4→5枚
5→6枚
333454枚5枚6枚4枚5枚6枚
077700
39101066.7%100.0%100.0%+10
410111175.0%100.0%100.0%+10
511121280.0%100.0%100.0%+10
610121350.0%83.3%100.0%+2+1
711131457.1%85.7%100.0%+2+1
812141562.5%87.5%100.0%+2+1
911131544.4%66.7%88.9%+2+2
913151666.7%88.9%100.0%+2+1
1012141650.0%70.0%90.0%+2+2
1113151754.5%72.7%90.9%+2+2
1214161858.3%75.0%91.7%+2+2
1313151746.2%61.5%76.9%+2+2
1414161850.0%64.3%78.6%+2+2
1515171953.3%66.7%80.0%+2+2
16
17
1815182044.4%61.1%72.2%+3+2

牛購入時に意識する点
・手札4枚のときに3牛を2枚以上購入するのはカード効率が非常に悪いため避ける
・手札上限をアップするのは大体プラス2点分の効果
・手札を5枚にアップするのは6点分の牛を買ってからが効率良い
・手札を6枚にアップするのは9点分の牛を買ってからが効率良い

カード効率をできるだけ高く保ちつつ現実的なプレイを想定した牛購入のモデルケース
[3牛購入→5牛購入→手札5枚→4牛購入→手札6枚→3牛×2購入]
※上記表のオレンジセルの順


◆ポイントとなる建物
意識しておきたい建物の寸評です。一部使ったことのない建物もあります。

標準建物(A〜G)
A:唯一2人同時に人物購入アクション
B:唯一の建築アクション
C:証明書を貰える建物は序盤の10金ゴールのために重要
他は特筆事項なし

a1:好立地に建てられそうなら通行料狙いで建設(アクションは微妙)
a2:牛戦略なら必須
a3:お金が必要な建物(人/牛購入)の一歩前に建設
a4:移動能力+通行料 歩数アドバンテージと嫌がらせを同時に行える
a5:個人的にはキーになりそうな建物

a6:多分ゴミ建物
a7:強そうだけど稼働させるための準備が手間
a8:不明
a9:不明
a10:使いこなせればかなり強力

b1:通行料狙いで建設(アクションは後半に1〜2回機能するかも)
b2:微妙
b3:「歯車+移動」は状況に応じて融通が効く
b4:牛戦略なら非常に強力。ゴールから3歩圏内に建てる。通行料はおまけ。
b5:そこそこ使える

b6:不明
b7:不明
b8:ポテンシャルは感じる
b9:不明
b10:不明

建物についてはまだ検討の余地ありですが、普通にプレイしていると高レベル建物はゲーム終盤近くに建てて1〜2回稼働するかくらい。逆にa10などの強力建物を軸に据えて中盤に建築してしまう戦略が成立する可能性はある。

まとめ

いろいろ不足している部分はありますが現時点での考えをまとめました。長々と書きましたが、このゲームは毎回勝つ戦略が変わったり、プレイのたびに新しい戦略が生まれたりとにかく底が知れないいわゆる神ゲーだということです。

本当に面白いのでぜひプレイしてほしい!おすすめです。もっと流行って新戦略が出てきたら嬉しい。

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